炎の揺らめきと 焼き上がった料理の旨さに魅せられて とうとう石窯を手作りしちゃいました…

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石薪窯で焼きたてアツアツの料理をそのままテーブルへ…

時間を気にせず 気の合う人と グラス片手に 旨いものを食べる これぞ幸せ!

これが私達 Powwow の思うところ

のんびりしたこの那須で宿を始めた頃から その思いは同じです

では 旨いものって一体何だろう?

高価食材の高級料理? それは都会のレストランにお任せします 

ここでしか味わってもらえない何か それを探してきました

そして これにしようと考えたもの

それは私達がお客様のいらっしゃらない日に密かに楽しんでいた ストーブ料理

薪が燃えておき火になった頃 肉や野菜を何でも鉄板にのせて さっと塩コショウ

ただそれだけなのに 薪で焼いた料理の何と旨いこと!

ガスで焼いたものとは 比べ物になりません

これをお客様に味わって頂くには 石薪窯を作るしかない

と言うことで とうとう石薪窯を二人で作っちゃいました

この窯からどんな料理が出て来るかは その時のお楽しみ

どうぞ Powwow流の[旨い!]を味わってみて下さい

 

Powwowの石窯が

DIY系雑誌「ドゥーパ!」の

No.072で紹介されました!

 

 

 

〜 我家の石薪窯 こんな風に作りました 〜

 

まずは場所決めです。ダイニングに近くて何処からも良く見えて…。

色々考えてダイニングの前庭に窯を作ることに決めました。

道路からも すごく良く見えます。

場所が決まったら整地です。

斜めになっていた場所に大きな石を並べ、土を入れてドンドン叩いていきます。

何度叩いてもふかふかしていて、なかなか固くなってくれません。

水を撒いては叩き、乾いたらまた水を撒いて…の繰り返し。

いつになったら固くなるのかなぁ…。

整地が出来たら、今度は基礎を作ります。

木枠を作って、中にコンクリートを流し入れます。

「セメント、砂利、砂を混ぜて水を入れて練る」

ただそれだけですが、結構重くて大変なんです。

これだけのスペースに20センチ厚のコンクリートを入れるだけで

二人の腕はパンパン!

翌日は両腕が使い物になりませんでした。

自分で考えた図面を持って

関東大谷石工業さんへ相談に行きました。

何度も相談を重ねつつ、

ようやく石を注文です。

そして到着!

えっ、こんなに沢山?

到着した時は正直驚きました。

これを二人で積み上げるのかぁ…

ちょっと不安…。

詳しい写真はお見せ出来ないのですが…

要するに 土台部分をひいて(手前が焚き口) 

中に小さな箱を足を付けて組み上げて

外側に大きな箱を組み上げて

大きい箱と小さい箱の間を煙道にしたのです。

ちょっと分かり難いですかね。

 

そして 後一段で完成!のところで雨続きです。

早く積み上げてしまいたいのに!

空を恨めしく見上げる日が何日も。

ちょっと日が射して来たなと思ってもすぐ雨が…

やっと完成した窯に屋根をかけることにしました。

立派な梁と柱のかっこいい屋根!と自己満足。

なんだか屋根を作ってみると こんなに広かったっけ?と言う感じ。

それもそのはず 約15坪のスペースです。

建物もちょっと立派に見えるかな?

色々使えそうで ちょっと楽しみ。

ドアはまだ出来て来ませんが 煙突がついたので

待ちきれずに 木製の「とりあえずドア」で試運転です。

オーブンとして使える温度になってくれて まずは一安心

窯焼きプリン と 窯焼きパン

どっちもなかなか良い感じに出来ました。

石薪オーブンが完成したので

今度はpizza窯を造ることにしました。

オーブンは直火じゃないので じっくり焼き上げる料理に

pizza窯は 直火で急に加熱する料理に向いています。

まずは土台を作って入り口と一段目をレンガ積みし

土で中にまんじゅうをつくり この上にドーム型にレンガを積んでいきます。

上手に出来るのか ちょっと不安です。

レンガ積みを始めて一ヶ月

時間を見つけては

なんとかコツコツ積みあげました。

やっと、ようやく、というのが実感です。

角度を調整しながらドームに作るのは

思った以上に大変でした。

あとはじっくり乾燥させて

煙突を付ければ出来上がり。

早くピッツァ焼いてみたいなぁ。

年が明けて、とうとう火入れしました。

丸いドームの中で炎が踊るように綺麗にまわってくれます。

こつこつ作り上げた甲斐が有りました。

早速ピッツァを焼き その焼け具合に大満足!

肉を焼いたり 野菜を焼いたり やりたいことは盛り沢山です。

この窯からどんな熱々料理が出て来るのか

楽しみにいらして頂けたら幸いです。

ピッツァ窯1号機が熱による膨張でレンガに隙間ができ

ひび割れを起こし始めたので

レンガ積みなおし作戦…の前に

1号機を休ませる間に働いてもらう2号機を

2010年春 建築開始!

窯を建てる位置にコンクリートで土台をつくり

ブロックで窯の足になる部分を積み上げます

簡単そうに見えて意外と骨が折れました。

 

2号機はひび割れしないように

大谷石で作ることにしました。

削るのも自分で…と初めは思いましたが

ドームに削るのはどう考えても大変!

と言う訳で石窯オーブンのときにお世話になった

大谷の石屋さんに削りをお願いしました。

 

石を全部運び終えると

やっぱり 結構な量です。

前回積んだときに腕が上がらなくなったことを考慮して

積み上げまでやって貰っちゃいます(笑)

さすが石屋さん 力持ち!

内側がドームになるように削られた石は

変則的なかたちで積むのも難しい!

番号をつけられた順に

ゆっくりゆっくり 慎重に

薄く削られた石は

ちょっとぶつけると 壊れてしまいます。

角を欠かないように 

ワレモノ注意です!

内側からもつっかえ棒をして

まさかの事態に備えます。

ここで崩れてしまったら泣くに泣けない…

しっかり内側が綺麗なドームになってます。

組みあがるのをワクワクして待ちます。

最後の一戸を無事に積み終えて

ホッと一安心です。

見かけは四角でも内側は綺麗なドームの窯の完成!

煙突と蓋は那須にお住まいの

アーティストさんにお願いしました。

スッキリとしてスタイリッシュに出来上がったと

大満足のおしゃれな2号機さん。

1号機に替わってしっかり働いてもらいますよ!

 

その間に 1号機さんを直さねば…

作業は続いていきます。

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